『たしなみについて』 白洲正子著 河出文庫 ~面白い角度からの考察だと思います~


(2020.12.10)
タイトルに惹かれて手に取りました。
情緒を感じる一冊です。(^^)

『たしなみについて』 白洲正子著 河出文庫

興味深いところを少し抜粋させていただきました。

・「人間」に年などありません。
若くとも一所にじっとしているならば、
それは既に老いたのです。

・立派な人は、多くをしゃべりません。
たったひと言で盤石の重みを持ちます。

・遊ぶことは働くことと同じ程むずかしい事です。
いや、遊ぶことの方がはるかにむずかしいのではないかと思います。

・純粋性ということについて
およそ世の中の最初の物と、最期の物が最も純粋である筈です。

・愛するということは、愛を求める事ではありません。
男でも友達でも自分でも仕事でも、
ほんとうに心の底から愛した事のある方は、
胸におぼえがお有りでしょう。

・自己を無にするという行為は、
言うまでもなく、
自分という物を今あるよりもはるかに小さくたよりない者にする事です。
それ故よほど素直な心の持主とならぬかぎり実行しがたいのであります。
(※以上 『たしなみについて』 白洲正子著 河出文庫より抜粋)

1948年に雄鶏社新書から出版された改訂新書判なので、
敗戦直後に世に出たものですが、
良著だと思います。
(^^)


関連記事

  1. 「伝わるちから」松浦弥太郎 小学館文庫

  2. 「ほんとうの味方のつくりかた」松浦弥太郎 ちくま文庫

  3. 「北回帰線」ヘンリー・ミラー 大久保康雄訳 新潮文庫

  4. 文化人類学の思考法 世界思想社

  5. 「走れメロス」太宰治(だざいおさむ)

  6. 「思考の整理学」 外山滋比古 ちくま文庫