「文章読本」丸谷才一 中公文庫

(2019.07.10)

「文章読本」丸谷才一 中公文庫

「文章読本」題名に惹かれて購入しました。
約2/3読んで、挫折中です。
挫折の原因は旧仮名遣いが多い点と、
調べないと意味の分からない単語が多いことです。

◇歴史的仮名遣
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%B4%E5%8F%B2%E7%9A%84%E4%BB%AE%E5%90%8D%E9%81%A3

松浦弥太郎さんの著書の中で紹介されていたもので、
ブログを書くようになって、
文章を書く事が上手くなりたいと思っているところでの出会いです。

◇丸谷才一

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%B8%E8%B0%B7%E6%89%8D%E4%B8%80


本書を読んで、興味深かったことや響いたことを書き記しました。

・作文の極意はただ名文に接し名文に親しむこと、それに盡(つ)きる。

・名文はわれわれに対し、その文章の筆者の、そのときにおける精神の充実を送り届ける。

・ニーチェは、文筆家は外国語を学んではいけない。母国語の感覚が鈍くなるからと教えたといふ。

・「ちょっと気取って書け」

・文章の最も基本的な機能は伝達である。
筆者の言はんとする内容をはっきりと読者に伝へて誤解の余地がないこと、
あるいは極めてすくないことが、文章には要求される。
ーーーー
逆にどんな美辞麗句を並べ立て、歯切れがよくても、
伝達の機能をおろそかにしてゐる文章は名文ではない。

・文章はイメージ大事だということ

1980年の初版本なので、約40年前の本となりますが、
結構役に立つエッセンスが詰まっていると思います。

ご興味があれば、是非お手にとってみてください。

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