(2023.05.10)
今回の自然栽培実践スクールは
いつもにも増して深い学びとなりました。
初日はいいお天気
二日目は大雨です。
◇自然栽培実践スクール(八ヶ岳南麓ファーム)
https://nanroku.noor.jp/school
〒409-1501
山梨県北杜市大泉町西井出2128
TEL:080-3080-3017
八ヶ岳南麓ファーム 農場長 八巻珍男
実は4/15に行った稲のプール育苗
失敗してしまいました。
原因はハウス内の温度が高温になり過ぎてしまったため
だそうです。
上の画像は生き残った苗を
圃場の苗代に移したものです。
上の画像は圃場の苗代です。
プール育苗を初めて2年目とのこと
「失敗は成功の母」とはよく言ったもので
失敗してもその原因を追究して欠点を反省して改善して
成功に近づくようにしたいものです。
気を取り直して
前回の作業を今一度です。
農場にとってはスケジュール上
とても大きな痛手ではありますが
私個人にとっては次は来年しかしない作業を
日をあけずにできたことは
大きな大きな貴重な体験です。
上の画像のように
皆でチームワークで完成させることができました。
今回はハウスに遮光シートを張って
高温になり過ぎないような対策をしたそうです。
奥の2枚は我々スクール生も一緒に
手前の2枚は八巻さんと研修生らで数日前にはやり終えており
おかげさまで手前の2枚は今のところ順調のようです。
思い通りにいかないことも多い自然栽培。
地域によっても違うし
毎年毎年同じ天候ではなく
条件も様々ですし
毎回同じことをしていても
必ずしも上手くいくとは限らない。
何故?
とか
こうだったらこうなるのではないか?
と試行錯誤を繰り返します。
そこでは日々の観察はとても重要なことだそうです。
2日目は大雨の中
ハウス内での真黒茄子など(果菜類)の鉢上げ作業。
稲の育苗が上手くいかなかった影響から
鉢上げ作業が遅れてしまっており
それを巻き返すべく皆で作業を行いました。
鉢上げは小さなセルトレーの苗の本葉が数枚に育ったら
サイズの大きな鉢に丁寧に1本ずつ植えかえます。
器の小さなセルトレーでは土も水分も少なく
苗の生育が止まってしまうのです
鉢上げのタイミングが遅れたままでは
苗にとって致命傷となってしまうのです。
生きものなので手をかけてやらないと
結果としてそのまま現れる。
また自然のまんまが本来いいのであって
手をかけ過ぎるのも問題があったり
肥料や除草剤や農薬などは必要ではない。
まるで子どもの成長のようだなぁと
色んな思いを感じざるを得ないものです。
昔の農法への回帰ではなく
最新の進化した形の農法としての自然農法。
お日様・土・水
或いは細菌や微生物や農作物
そして関わっている人間たち。
今回の順調なことばかりではない経験を共有させていただき
日々の自分自身の生き方や調和というものについて
改めて考えさせていただく
とても貴重なきっかけをいただけました。
関係者の皆さま
ありがとうございます。
🙏🏼