(2020.03.17)
病気は兎角辛いもの。
見守っている家族も辛いもの。
と思ってしまいます。
勿論最中は辛いことだらけです。
当の本人は、
「なんでこんなことになっちゃったんだろう?」
「自分の仕事はどうなっちゃうんだろう?」
「お金がたくさんかかって大丈夫かな?」
「あとどのくらい命がのこされているのだろう?」
「果たして自分は悔いのない人生が送れただろうか?」
「残された妻や、子供たちのことが心配で死んでも死にきれない!!」
等々
人それぞれの思いがあって、書ききれません。
病気になったからこそ、いいことも沢山あったと今の私は思っております。
・色々な世話してくださる方に対してとてつもなく嬉しくありがたく思ったこと。
・痛い経験や苦しい経験をしたからこそ、人に優しくできること。
・いままでの健康な普通の生活が当たり前過ぎて、
それが当たり前じゃないことを身をもって知る事が出来、
人生の方向性をいい意味で変えていくきっかけになったこと。
・その時だけはそう思えたのだが、喉元過ぎれば熱さを忘れ、
元に戻ったかの生活を送っていたのが、今を大切に生きようと心がけていれること。
・病気や様々な経験があったからこそ、
本当は全部自分に原因があるということが理解できかけていること。
ただ、私の20歳〜37歳までの長期に渡る再発の日々の頃では、
出来の悪い私は、大きく変わることはありませんでした。
そればかりか、
私には色々な才能があるはずなのに、
それを発揮することが出来なくて、なんて不運な男なんだ!
と、とんでもない考え方しか出来なかったのです。
両親はじめ、お世話してくださる方々や、
応援し続けてくれている友人達に恩を仇で返すような人間であったのも事実です。
ようやく、最近になって妻と出会うことが出来、
失ったら怖いくらい幸せな日々を送ることができて、
そんなふうに思えるようになってきた。
というのが本音です。
病気ってその時は、本人も周りもみんなつらい思いをするけれど、
後々、よかったなぁ。
と思える日がきっとくると信じております。
たまたま私がラッキー!な人間だっただけかもしれませんが、
独り言として聞いて頂けたら幸いです。