(2019.08.12)
「手仕事の日本」を読みました。
タイトルを見て、直感で読んでみたい!と思いました。
日本各地に残る美しい手仕事を紹介。
手仕事がいかに大切かを訴えながら、
日本が実に素晴らしい手仕事の国であることを認識させてくれます。
そういったユニークな民藝案内となってます。
読後の一番の感想は、
日本の抱える問題。
少子化や定年後(人生100年)の問題。
インバウンドの増加。
一生現役であれれば。という考え方。
貨幣制度における弊害とか。
あまりうまく書きだせませんが、
手仕事の良さを見直すと問題解決の糸口になる気がするんです。
わたしは、なにより日本の手仕事をした逸品が好きです。
何故か、心を動かされてしまいます。
詳しいわけではないのですが、
漆器、陶器、磁気、絹、麻、紬、藍。
櫛、箒、刃物、組紐、金箔。
和紙、箪笥、指物、印傳、緞通。
列挙してみてもいとまがありません。
こういった本物は、長きに渡って世代を超えても使用でき、
流行りに左右されないデザイン。むしろカッコいい。
そして特筆すべきは、実用品であるということだと思います。
また、ボディーワークをしている私のお仕事も、
手仕事のひとつといえると思ってます。
素晴らしい本だと思います。
是非!手にとってみて欲しい1冊です。