(2020.10.29)
お恥ずかしながら私は20歳から約20年弱に渡って、
悪性リンパ腫(ホジキン病)の再発を繰り返した経験があります。
自身が不調和な状態で長きに渡って生きておりますと。
周囲は心配し、
『なんとかよくならないものだろうか……。』
と思ってくれて。
妙薬や食事療法・生活法或いは宗教に至るまで。
様々な良いと思われるものを紹介してくださりました。
m(_ _)m
そういった中で、
2007年10月のご逝去された、
長尾 弘(ながお ひろむ)さんという方とのご縁を頂きました。
約30年近く前のことと記憶してます。
そうですね。
実際に彼の本拠地であった岸和田の磯上(大阪府)にあった浄心庵には、
30~40回程度は訪問させていただいたかと思います。
彼の行者のような生き様やおっしゃっていることから、
様々な学びを得ることができ、
少しでも実践しようと現在に至ってます。
さて。
標題の、『思い替え(変え) ~事が起きた時にコントロールするコツ~』。
著書にもありますが、彼が口癖のようにおっしゃってました。
一つ一つしか思えない心の法則。
これを利用して、
何か事が起きた時に思い替え(変え)をして、
一瞬一瞬を満たされて生きる練習をするのです。
(^^)
不思議なことに、人間の心というのは、
一つ一つしか思えないことになっています。
この心の法則に案外気付いていないのですが、
「いやそんなことはない、私は器用だから二つ思うことができるよ」
と言われるかも知れませんけれど、そんなことはありません。
「ああ悲しいよう、ああ嬉しいよう」
というように同時には思えません。
悲しい時は悲しいだけ、嬉しい時は嬉しいだけしか思えません。
「腹が立つなあ、やや幸せだなあ」
と同時には思えないでしょう。
(愚か者の独り言 -講演集①- 長尾弘著)より引用
この心の法則を利用して、
こころを感謝で埋めるようにする。
それが出来るように意識して生活して、
感謝している時間を物理的に増やしていきましょう。
という話です。
ほんの一例ですが、
①こんな怪我をしちゃって不便で落ち込む。
↓
この程度の怪我で済んでよかった。
②子供が受験に失敗した。
↓
若いうちに挫折の経験をしたんだから将来きっと彼のいい経験となるだろう。
③忘れ物をして取りにいかなきゃならない
↓
おかげでもう一往復できるからいい運動になる。
④体調が悪かったのがまだ本調子まで半分程度でしかない。
↓
あんな状態だったのに本調子まで半分のところまで良くなった!
こんな思い替え(変え)をすると、
同じ現象なのに、
意外に簡単にネガティブな思いからポジティブに思え、
「ありがたいなぁ」
と心を感謝している状態にすることができるのですね。
(^^)
こんな思い替え(変え)の練習を30年弱続けてます。
人間のこころって欲深く恐ろしいものですが(笑)、
少しづつは上手くなってきているのかもしれません。
🙏