自然栽培について (6)~病める現代において自然をどう捉えるか~

(2023.04.23)
ひょんなことからご縁を頂戴している『自然栽培』。
まだまだ少しかじった程度なのですが
知っていくうちに
病める現代と慣行農法との関連性を感じざるを得ない
そんな現状です。
※慣行農法とは化学合成農薬や化学肥料また化学合成土壌改良剤などを必要に応じて利用している農法

八ヶ岳南麓ファームの田んぼ(2021.06)

自然栽培で作られた農作物は
子供たちの食物アレルギーの改善
食物のみならずアトピー性皮膚炎、気管支喘息、アレルギー性鼻炎及び結膜炎、花粉症などの改善も期待される
と思ってます。

科学的に証明されたわけではないですが
小生はアレルギー性鼻炎に始まり喘息も少しあり更に最近は卵アレルギーもあるので
直感的にそう思っている次第です。

また私の通わせて頂いてる八ヶ岳南麓ファームには
小麦アレルギーのお子さまがいらっしゃる方が探して尋ねてこられ
ココの自然栽培の小麦だったら大丈夫だった
なんてこともあるそうです。

亀の尾 八ヶ岳南麓ファームにて(2022.09)

これは特別支援学校に勤めている知人からの現場の声でもあるのですが
ひと昔前にはすごく少数であまり見かけなかった子供たちの
心身症、身体表現性障害、不安障害(強迫性障害、恐怖症)、うつ病、躁うつ病、小児統合失調症、etc,
がとても増えているそうです。

自然栽培の農作物やこれに準じた思想・理念が
これらの症状の改善に繋がる可能性もあると
これも直感的ではありますが
小生は思うのです。

籾殻燻炭づくり 八ヶ岳南麓ファームにて(2023.01)

ただ
・自然栽培の作物の価値が認められてなく価格に反映されてない
・そもそも有機栽培などとの違いをはじめ認知されていない
・都会へは流通も必須なので直販にしても更にお金がかかる
・現状の農地から肥料や農薬を抜くまでに一定の時間を要する
・手作業も大切にしているため非効率的
・非効率なことが多々あるので大量生産はなかなかできない
などなど
解決すべき問題も山積な現況です。

踏み込み温床づくり 籾殻燻炭づくり 八ヶ岳南麓ファームにて(2023.01)

『自然農法』『自然農』『無肥料栽培』『自然栽培』と
栽培技術自体確立されていなく
様々な違いもあるようで(※私自身そこまで詳しくない現状です)
耕すか耕さないか
除草するか除草しないか
そのあたりの違いがあるそうです。

基本的な思想としては
山のような自然を倣って
調和された状態を田圃や畑にも
そんな考え方だと理解しております。

稲架掛け 八ヶ岳南麓ファームにて(2022.10)

折り合いをどこでつけるかというのは個々の自由だと思います。

・無肥料
・無農薬
・除草剤なし
この基準で作られる農作物が増えること。

そうなると
健康ということだけではなく
人々の意識が変わってくると思います。

皆様に
「あーなるほど!」
とご理解いただける上手な説明ができない現状の小生です。
直感だけでの発言です。

読んでくださった方には感謝です。
ありがとうございます。
🙏

◇自然栽培について (1)~肥料も農薬も使用しない作物との出会い~
https://nabae.net/archives/16468

◇自然栽培について (2)~知ることが大切だと思っているので発信してます~
https://nabae.net/archives/16623

◇自然栽培について (3)~固定種(在来種)やF1種(一代雑種・交配種)など避けては通れないタネのはなし~
https://nabae.net/archives/17006

◇自然栽培について (4)~肥料を全く与えなくとも見事な実りの秋を体感してきました~
https://nabae.net/archives/19258

◇自然栽培について (5)~自然との調和がテーマのある意味ではライフスタイルといえるものです~
https://nabae.net/archives/19883

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