(2023.05.30)
またもや長尾弘さんの著書からの抜粋
今回はこのタイトルで綴ってみます。
「思い」は環境を変える
人生とは人との出会いです。
一人では人生は展開しません。
そして、人との出会いの中でさまざまな出来事が起こります。
都合の悪いことが起こると、腹が立ちます。
都合の良いことであれば、心が安らぎます。
しかし、この人生というのは、魂の修行をする場所ですから、
都合のいいことばかりが起きないようにちゃんとつくられており、
しかもいいことよりも都合の悪いことのほうが多く起こるようにつくられています。
その時、
私たちがどのようにして都合の悪いことを喜びに変えてしまうのか、
或いは苦しみを苦しみとして自分の中に入れ込んでしまうのか、
そのことによって、その人の人生、運命が変わっていきます。
或る女の方が結婚前に怪我をされました。
小指の先がとんでしまって、
「私は生まれもつかぬ不具者になった、結婚もできない」
と嘆き、勤め先の会社を恨み、人生を恨み、自分の人生を怨んで、
自殺してしまったという方があります。
或る方は片方の手首から先を切断してしまった時、
「ああよかった。こちらの手が助かった。あの時両方の手がちぎれずに済んで有難い」
と言って、感謝していられます。
今は義手の技術が進んでいますから、
手に嵌められておられても気が付きません。
その方は幸せに生きておられます。
小指の先をとばしたことで恨んで、悲しんで、苦しんで、
自殺する方もあれば、
一方、
五本の指をとばしても、ああよかったと喜びに変える方もあります。
これはその方の心の持ち方、
思い方の中に違いがあるのです。
私たちは環境の中に生活していると思っていますが、
しかし、環境の中ではありません。
その思いの中に生きているのです。
人を恨み、憎んで、心を苦しめていますと、
肉体の上や環境の上に苦しみとなって現象化し、
形となって現れてきます。
この世は物質化、現象化の世界といいます。
心が物質と化して形となって現れるのがこの世の法則です。
もし私たちが心を苦しめますと、
必ず環境の上に、肉体の上に、
苦しみとなって現象化していきます。
環境がどんなに苦しくても、辛い立場にありましても、
感謝、喜びに思いを変えた方は幸せに生きています。
その見方からしますと、
人生は環境の中に生きているのではなく、
ただそう思っているだけで、実相は自分の心の中にあり、
その心のあり方が自分の環境を変え、健康にしていくのです。
それに気付かなかったのです。
(愚か者の独り言ー講演集②ー 長尾 弘著 柳原書店 より抜粋)
なかなかそう思えていない
そして実践できていない
自分自身に強く言いたいがために綴りました。
※特定の宗教ではありません。
※生きていくうえでの学びだと認識しております。
ほんの独り言です。
ありがとうございます。
🙏